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会社の生産性は幸福感がカギ

今朝の日経新聞で
『「心の資本」を増強せよ』『会社の生産性 幸福感カギ』
という記事を見つけました。

組織の活力を高め、イノベーションを起こすには
「心理的安全性」が重要とのこと。

「この職場(チーム)なら何を言っても安全」という感覚を
構成員が共有することだそう。

何かいいアイデアがひらめいたら、すぐに発言し、実行に移す。
仮に新しい試みが失敗に終わっても、笑われたり、罰せられたりせず、
引き続きチームの一員として尊重される(と本人が確信する)。

こんな「心理的安全性」の高いチームは仮に個々の能力が劣る場合でも、
「安全性」の低いチームに比べて、高い成果を上げることが判明しているそうです。 

管理職の方は以下の点に注意するといいそうです。

・部下と話すときは、知らぬ間に否定的な表情を浮かべていないか注意する。
・チームメンバーから学ぼうという姿勢で質問する。
・問題が起きても、相手を責めるような言い方はせず、どうすれば問題を解決できるかに焦点をあてる。

「自分は幸福だ」と感じている人はそうでない人より
仕事の生産性が31%高く、創造性は3倍になるそうです。

また、「心の資本」を増強するための3つの手掛かりが紹介されていました。

1.日立製作所の開発したハピネス(幸福感)計測技術。
社員にウエアラブルなゆらぎセンサー(スマホでも代替可)をつけてもらい、
どんな場面で幸福感が高まるか計測する。
上司が適切なタイミングで一声かけると、部員の幸福感が目に見えて上がり、
例えばある物販のコールセンターでは受注率が有意に上昇したそうです。

2.職場の仲間が互いに評価して報酬ポイントを送り合うピアボーナス。
「いいアドバイスをもらった」「使えるアプリを教わった」など
お礼の気持ちをポイントの形で相手に届け、送られた人は少額のボーナスを(会社の負担で)手にする仕組み。
東京・港区のユニポスという会社がサービスを提供しているとのこと。
ポイントをもらって『自分が同僚に承認してもらった』と実感すると、
仕事への意欲が目に見えて上がるそうです。

3.自己決定の重要性。
「主観的幸福感」を左右する因子として年収や学歴より「自己決定」がはるかに
大きな役割をはたしているとのこと。
進学や就職など人生の節目で自分の進む道を自分で決めた人は、周囲から言われて決めた人より
幸福感が高かったそうです。
自分の仕事や配属先を「他人から押しつけられた」と思うか、
「自分で選んだ」と思うかで、幸福感や意欲に大きな差が生じるとのこと。

プラスワイズの経営理念は
「楽しく正しく商売をし、当社に関わる全ての人を可能な限り幸せにする」です。

幸せな社員を一人でも多く増やしていきたい。
そのために会社をやっていると言っても過言ではありません。